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外国人投資家が日本の株を大量に買っている訳とは!?

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2017年12月現在、日経平均は22,000円台後半を付けています。
実は、ここまで日経平均が上昇した背景には外国人投資家による買い圧力というものもあるのです。
この記事では、投資初心者の方に対しても分かりやすいよう、そもそも株とはなにか、ということから、現状はどうなっているのか、また今後の展望としてどのようなものがありうるのか、ということでご説明します。

そもそも株とは?

株式会社と呼ばれるのは、株式と呼ばれるものを発行しているからです。
株とは、簡単に言うとその会社の所有権のことです。

ちなみに、法律では株主のことを「社員」と表現しますように、株主こそが実は会社の本当の構成員なのです。
ただ、一般的に会社の規模は膨大であり、1人で会社全体を所収することは容易ではありません。

そのため、会社はその所有権を複数の株式という形に分割します。
例えば、100株発行している会社というのは、その会社の価値を100分割しているという意味であり、10万株ならば10万分割ということになります。

以上は、株式を発行する会社から見た株についての理解ですが、私たち株を購入する投資家から見た場合には、株については2つの側面があります。
それは、「収益を狙える」ということと「会社の経営に参加できる」ということです。

まず、収益ですが所有している株が値上がりし、そこで売却した場合には差益を得ることができます。この差益のことを「キャピタルゲイン」といいます。

また、売却しない場合には定期的に配当を受け取ることもできます。この配当のことを「インカムゲイン」と表現することもあります。

次に、「会社の経営に参加できる」ということですが、株式の所有者は一定数以上の株式を保有している場合には、株主総会という会社の経営方針を決定する会議に参加し、またそこでの投票権を有しています。

投票権の大きさは、保有株式の量に応じて決済され、大株主であればあるほど会社に関する重要事項について決定することができる、ということになっています。

日本株が外国人投資家に買い占められている?

上記のように株式投資には魅力がありますが、日本の株式市場は現実として外国人投資家に支配されている面が大きいといえます。
例えば、毎日の売買比率を見ますと外国人投資家の比率は6割を超え、株式の保有比率も3割を超えています。

※一方で、個人投資家の比率は2割を切っています。
相続税のために、相続した株式を売却することが多いことが一因とされています。

外国人投資家がなぜわざわざ日本株に投資しているのか、といいますと一つにはアベノミクスへの期待があります。

とりわけ、株式相場は一部で「官製相場」といわれるほど日銀が買い支えており、また年金などの長期の機関投資家も買っていると噂されています。

そのため、長期的に株価が上昇しやすいとみられており、株価の値上がりに特に敏感な外国人投資家による買い占めが進んでいるということです。

また、東京オリンピック・パラリンピックに対する期待も当然あるでしょう。2020年の開催に向けて、東京を中心に地価が上昇しており、不動産価格に敏感な銘柄も一緒に値上がりしています。そのため、不動産投資と並行して株式投資を行っている外国人投資家も数多く、結果として日本株と不動産が連動するように外国人投資家によって買い占められています。


toyokeizai.net

外国人の株の買い方とは?

外国人投資家と、日本人投資家の株の買い方は大きく異なります。

日本人投資家の基本は、「下がったら買って」「上がったら売る」といういわゆる逆張り的なアプローチです。そのため、結果として日本人投資家の多い相場では、この投資行動は価格変動を狭める方向に働きます。

一方で、外国人投資家の行動は日本人の正反対であり、「上がったら買う」「下がったら売る」という、値動きの方向に追従するアプローチを好みます。この投資行動は順張りと呼ばれ、価格変動の幅を広げる方向に作用します。

日本株に関するニュースを見ていると、上昇相場が続いているのに「日本人投資家は買えていない」というものをよく耳にしますが、それは上記のような投資行動が関係しており、日本人が買えていないのをしり目に、外国人投資家は一方通行の上げ相場で大きな利益を上げているであろうことが推測されます。

gendai.ismedia.jp

結果的に外国人が日本の株を買うとどうなるの?

いかがだったでしょうか。
外国人投資家の日本株に対する影響力は、今後さらに強まっていくことが予想されます。
もしも、このまま外国人による買い占めが進んだ場合、外国人による日本企業の支配が進んでいくと考えられます。

それがよいことなのかどうなのか、ということは諸説ありますが私たちは事実としてそのような事態が進行しつつあるということを認識しなければなりません。
また、株式相場以外では為替相場に対する影響も大きくなるといわれています。

それは、外国人が株式に投資する場合、円安リスクを嫌って為替相場でも取引しているからです。そのため、外国人による日本株取引が盛んになると、為替相場を取引している人、つまりFX個人投資家にとって注意が必要になる事態が生じると考えられます。