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ビットコイン決済の導入によって企業が抱える問題とは?

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仮想通貨の代名詞的存在であるビットコインですが、ビットコインは単に保有したり取引して利益を狙うだけではなく、現実世界の買い物での決済にも使えるようになっています。

この記事では、ビットコインの決済機能に着目し、そのメリットやデメリット、今後の展望についてもご案内します。

ビットコインの決済のメリット・デメリット

ビットコインは、買い物の決済にも利用できます。

これは電子マネーにも似ていますが、電子マネーの場合、あくまでその通貨は日本円であり、また日本円→電子マネーといった交換はできますが、電子マネー→日本円といった交換はできないのが通常です。

しかし、ビットコインは日本円とは異なる「仮想通貨」であり、日本円との相互の交換が可能になっています。

つまり、ビットコイン決済というのは、日本円で売られているものを日本円以外の通貨で決済する、ということと同じ意味であると考えてください。

ビットコイン決済のメリットは、主に外国人観光客の方に当てはまります。

それは、対応しているお店であればどんな国のどんなお店であってもビットコインで簡単に決済ができる、ということです。

つまり、その国の通貨に両替する必要はなく、また両替のための手数料も負担しなくてよいということです。

一方で、ビットコイン決済にもデメリットはあります。

それは、主に日本のお店なら日本人の方にとって当てはまります。

その国に住んでいる人ならその国の通貨を使えばいいのですが、ビットコイン決済をする場合には、いちいちビットコインに交換する手間が生じるのです。

また、次の項目でご紹介しますが、ビットコインはそれ自体が非常に値動き(価値の変動)が激しい通貨と知られているため、決済サービスにあまり利用できない、という欠点もあります。

kabumatome.doorblog.jp

海外の一部の大手企業ではビットコインの決済サービスを終了している

このように、主に外国人観光客にとって都合の良いビットコイン決済ですが、海外の一部企業ではビットコイン決済を終了しているところもあります。

その理由は、さきほどご紹介したビットコインの価格変動の激しさにあります。

比較のために、日本円と米ドルの為替であるドル円を例に挙げて比較してみましょう。

ドル円は、2017年12月11日現在ではおよそ113円後半ですが、一日の変動幅はせいぜい1円前後、比率でいうと1%程度になることが普通です。

一方で、ビットコイン相場を見ると非常に激しい値動きをしていることが分かります。ビットコインと日本円の相場を見ますと、およそ24時間の間に150万円前後から180万円越えの水準まで上昇しています。

つまり、比率でいうと20%もの大変動です。

ここまで価格の変動が激しいと、たとえ毎日価格を更新していたとしてもその間にビットコインの価値が大きく変動してしまい、正確な価格を付けることが極めて困難になります。

そのため、ビットコインは決済サービスには向かないと判断した企業は、ビットコインによる決済サービスを終了し、様子を見守っているということなのです。

www.itmedia.co.jp

日本の企業でビットコイン決済を導入しているところは?

一方で、日本の企業はビットコインについてどのように考えているのか、ということをご紹介します
最近でいえば、ビックカメラが大手小売店の中で初めてビットコイン決済を導入し、話題になったことをご存知の方は多いでしょう。

その他にもDMM.comやソフマップなどビットコイン決済を導入する日本の企業は増えています。

その背景にあるのは、日本人によるビットコイン決済需要の高まりというよりも、外国人観光客の増加を見越してのものです。

とりわけ日本は、2020年に東京オリンピック・パラリンピックの開催を予定しています。それに向けて、多くの外国人観光客が訪れることが予想され、外国人観光客にとって使いやすい決済サービスの整備は急務となっています。

その他でいえば、Airレジというモバイル決済サービスにおいても、ビットコインが採用されるなど日本国内においては、ビットコインは便利な決済サービスとして認知されているといえます。

hamusoku.com

ビットコインの問題は今後どうなっていく?

ビットコインをはじめとする仮想通貨は、それぞれの特徴はあるものの、法定通貨と同様に価値を保存し、交換するという機能を有しています。
とりわけビットコインは、単なる投機目的ではなく、現実の決済サービスにも進出し、法定通貨と似たような機能を担うことになるのではないか、と予想されています。

それを反映してか、ビットコインの価値は2017年に入ってから急騰し、当初のターゲットであった100万円どころか、一時は200万円の水準まで上昇するなど人気が沸騰しています。

とはいえ、ビットコインに関してはシステム開発的な意味でも、法整備の意味でもまだまだ黎明期にあるのは事実です。そのため、私たちは今後ビットコインがさらに身近になる将来を見据えて、仮想通貨に関する理解を深めていかなくてはならなくなることでしょう。