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ビットコインシェア率が高いのは日本!?

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最近、仮想通貨の取引所のCMなどをテレビでみて仮想通貨というものの存在を知った方が徐々に増えていっているのを感じます。
仮想通貨といえばビットコインが有名ですが、実はその取引量を見ていくと日本が1位であることはご存知でしたか?

この記事では、仮想通貨に関して初心者である方に向けて、なぜ日本で仮想通貨の取引量が1位なのか、そのほかの国、とりわけかつては1位だったこともある中国はどうなっているのか、ということに焦点を当てて、今後の展望までご説明します。

ビットコイン取引量1位は日本!

2018年1月1日現在、ビットコインの取引量を調べると日本円が1位となっています。
また取引所単位で見ても、日本の取引所であるビットフライヤーが1位であり、人気の高さがうかがえます。

参考:ビットコインの通貨別、取引所別取引量https://www.cryptocompare.com/coins/btc/analysis/JPY?type=Currencies&period=ALL

このように日本円、つまり日本での取引が盛んな理由として考えらえる理由は2つあります。
1つは、後述の今まで1位だった中国においてビットコイン取引の規制が行われたため、いわばスライドするような形で日本が1位になったということです。

 

もう1つは、日本ではすでにFX(外国為替証拠金取引)という通貨の取引が一般にまで広がっており、そこで新しくあらわれた仮想通貨取引も、特に抵抗なく受け入れられたということがあります。

とりわけ、ビットコイン取引にレバレッジを掛けるビットコインFXは、レバレッジも普通のFXと類似しており、すでにFXをしている個人投資家の方にとっては、なじみやすかったものと思われます。

また、そのほかの理由としては日本では2020年に東京オリンピックが予定されていることから、それに向けてビットコインの価値が上がるのではという推測が働いて「今のうちにビットコインに投資をしておこう」という向きもあったのではと考えられます。

www.nikkei.com

その他の国のシェア率は?

上記の参照サイトを見ると、法定通貨で日本円の次に取引量が多いのはアメリカドルとなっています。
日本円とアメリカドルとで、ビットコイン取引比率の実に75%以上を占めており、その人気の高さがうかがえます。
アメリカでも、ビットコインは今後金融のシステムを変えるのではないかと注目されていますので、ビットコインの取引量は多く、その割合は36%にも達しています。

次に法定通貨の中で、割合が多いのは韓国ウォンです。
また、同じくらいの割合でユーロもあり、それぞれ5%弱くらいのシェアとなっています。
世界の法定通貨のシェアは、アメリカドル>ユーロ>日本円>(イギリスポンドなど)>韓国ウォンという順番になっているため、この中で日本円や韓国ウォンは群を抜いてビットコインに投資されていることが分かります。

その他、ビットコインは発展途上国などの自国通貨があまり信用されていない国において、人気があります。
これらの国では、むしろビットコインの方が信用があり、偽造の恐れがない(もしくは極めて低い)として流通しています。

中国がビットコインを規制した訳とは?

ビットコインについて語るうえで、中国の問題は外せません。
中国は日本がトップになる前は、ビットコイン取引量で1位だったからです。

中国は電力が安いため、仮想通貨のマイニングと呼ばれる保守作業にも向いており、また法規制の関係でビットコイン投資に旨味があったため、多くのお金がビットコインに投資されました。
しかし、それが2017年に中国政府によって突然規制されました。

その規制の背景にあるのは、中国政府当局による2つの狙いです。
1つ目は、ビットコインは個人間で簡単に取引できてしまうため、いわゆる犯罪資金やマネーロンダリングに使用されることもあります。

このままビットコインを放置しておくと、中国国内の不正資金の流れを規制できないため、ビットコイン取引そのものを規制することで、犯罪組織への資金の流れを止める必要があったのです。

もう1つは、中国人民元の価値を守るためです。

ビットコインを買うために、中国人民元が大量に売りに出されると中国人民元の価値が下がってしまいます。

そうなると、貿易などで不利になり、中国の国益を損なってしまいますので、こういった事態を予防するために、ビットコイン取引を規制した、ということがあります。

gendai.ismedia.jp

今後日本の取引量はどこまで伸びていくのか?

いかがだったでしょうか。
様々な事情はあるにせよ、日本が現在ビットコイン取引において非常に大きな地位を占めていることは事実です。

テレビCMなどにより、認知されつつあるビットコインですが、まだまだFXに比べるとハードルが高いと感じている人が多いのも事実です。
しかし、今後SBIやDMMといったFXを取り扱っている証券会社が、仮想通貨取引に参入してくると、ビットコイン取引はさらに身近なものとなり、取引量もさらに増加していくものと思われます。

FXにおいては、かつて日本人の個人投資家は「ミセスワタナベ」と呼ばれました。
ビットコインにおいても日本の大きな取引量がビットコインの価値に影響を与えることが予想されるため、日本におけるビットコイン取引の広まりは、トレーダーにとっても要注目の材料だといえるでしょう。