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投資信託の買い方~ポートフォリオでリスク管理~

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投資信託で収益をあげ資産を形成する時に投資家が注意しなければならないのは、投入している資金のリスク管理です。

保有している有リスク資産(銀行預金などと異なり、元本保証されない金融資産)は、このまま保有していて利益を上げることができるのか、を知るためにはどの程度リスクを取っているのか把握する必要があります。

投資信託を購入する前には、ポートフォリオを組むことでどの程度までリスクを許容し、利回りが期待できるのか把握することができます。

ここでは、投資信託におけるポートフォリオついてご紹介し、ポートフォリオを利用したリスクの管理についてご説明します。

投資信託におけるリスクとは

投資信託において投資家がとるリスクというのは、保有している資産が将来において生じる資産価値の上下の変動幅をさします。

例えば個別銘柄などを保有した時に、1年後その価格が20%上昇した時には投資家は非常に嬉しいことでしょう。しかしながら2年後にその銘柄が30%下がることもあり得ます。

このような価格の変動幅が大きい状態を、「リスクが高い」資産であるといい、この変動幅が相対的に小さいものを「リスクが小さい」と呼んでいます。
必ずしも損失を出すことがリスクと呼ばれるわけではありませんので注意が必要です。

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金融資産のリスク管理はポートフォリオで!

投資におけるポートフォリオとは、保有する金融資産の組み合わせとその配分比率を指します。

一般的に単一の金融資産に投資することはリスク管理の観点からはお勧めできません。投資用語で「一つのカゴに卵を盛るな」という格言があります。

2つのカゴに分けて卵を保管していれば、たとえ一つのカゴを落としてしまっても、全ての卵を失う訳ではないのです。

これを投資にあてはめれば、一つの銘柄を保有するよりもいくつかの資産に分配して保有した方がリスクを抑えられるということです。

そのために一つの商品で多くの分散投資をすることができる投資信託は非常に便利な投資商品ではありますが、一つの投資信託を購入すれば十分に金融資産が分散投資できているかというとそうではありません。

投資信託の組み合わせによっては同じリターンでも、 リスクを低減することができます。

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リスク低減のため金融資産を組み合わせよう

最も代表的なリスク低減のための組み合わせは、株式と債券です。株式は好景気の時には価格を上昇させて大きな配当を得ることができます。
一方で景気が過熱し市場に大量の資金が流れ込みすぎていると中央銀行が判断した場合には、中央銀行は金利を引き上げます。

上昇した時には債券は価格を下げます。反対に景気が悪化すると中央銀行は金利を引き下げ市場に資金が流れ込むようにします。景気が悪いので株式は価格を下げてしまいますが、債券は 価格を上昇します。
このように株式と債券で値動きが違うために、どのような局面においても収益が大きく下回ることなく、リスクを低減させることができ、安定したリターンを望むことができます。

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目標利回りに合わせたポートフォリオの組み方

それでは実際にポートフォリオの組み方についてご説明します。

Step1  運用の予算と目標を決めよう
投資信託に限らず金融資産を保有して運用を行うことには、何かしらの利用目的を定める必要があります。
多くの方は安定した老後を過ごすための老後資産を積み立てるためであったり、子供の学費などといった目的で資産運用されます。
 
このように運用の目的を決めると、まとまった資金が必要なタイミングが明確になり、逆算して現在からそのタイミングまでどれだけ運用期間を持つことができるのかが、分かります。
運用期間が長く持てる場合には、比較的リスクの高い資産を多く保有することで大きな利回りを狙っても良いでしょう。
 
運用中の早い段階で大きく資産が目減りしたとしても、長い運用期間の間には再び資産価値を上昇させる機会にも恵まれることでしょう。


Step2 運用資金を目的に合わせてバランスよく配分する
投資信託には、株式、国債などのように投資対象を大きくジャンル分けすることができます。 この順番で大きなリターンが見込めますが、同時に大きなリスクを背負うことになります。
 
一方で市場で分類してみると、国内、先進国、新興国で分けることができます。こちらもこの順番で大きなリスクとリターンを持っています。
日本国民の年金を管理運用している GPIF(年金基金管理運用独立行政法人)もポートフォリオで資産運用をしています。その内訳は、国内債券が35%、国内株式が25%、海外債券が15%、 海外株式が25%となっています。

ここ数年は安定的な黒字を残している GPIF の運用においても、それぞれのジャンルにバランスよく配分されていることがわかります。
 
ポートフォリオ例1

<積極投資型>

先進国株式60%、国内株式40%

若くまだ運用期間が多くの残されている人におすすめのポートフォリオです。投資信託で最もリターンを出ているのが株式です。為替ヘッジを考慮して国内株式を保有しますが、基本的には先進国株式で収益を上げるためのポートフォリオです。

ポートフォリオ例2

<資産が積み上がってきた時には>

先進国株式30%、先進国国債30%、国内株式40%

ある程度の運用期間を経て資産が積み上がってきた場合は、大きく資産を減らさない運用が必要になります。具体的にはリスクを減らすためにポートフォリオ内に国債を組み入れます。国債は株式が低迷した時に反対に値上がりする投資商品ですから、最もリスクの高い先進国株式のリスクヘッジとしてポートフォリオに組み込むなら良いでしょう。


Step3 ある程度期間が経ったらリバランスしよう
一度ポートフォリオ決めれば1年に1回程度ポートフォリオが崩れていないかチェックするだけでリスクを管理することができます。半年や一年を経てそれぞれの金融商品価格上昇もしくは下落することによって、ポートフォリオが崩れていることがあります。

その場合には目標として定めたポートフォリオに合うように、足りない部分を購入したり、多くなった部分を売却するなどして、ポートフォリオを最初に決めた状態に戻します。これをリバランスと言います。リバランスを定期的に行うことによって、ポートフォリオは当初決めた状態に戻り、常に同じリスクで運用を行うことができます。

news.yahoo.co.jp

ポートフォリオ管理で着実に資産を積み上げよう!

投資家にとって重要なのは、自ら投資方針を策定し、それを実現するためのポートフォリオを維持・管理することです。
ポートフォリオ構成を考えるときに長い運用期間を耐えうる投資方針を策定することにこそ投資の醍醐味です。
ポートフォリオを通してリスク管理をすることは決して難しいことではありません。着実に気長に継続することが重要です。
投資はくれぐれも自己責任でお願いします。