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上場投資信託(ETF)は買いなのか?

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アベノミクスの一環で、日銀が日本の株式を大量に購入して株価を下支えしています。このうち多くを占めるのが ETF と呼ばれる上場投資信託です。

それでは  上場投資信託とは何でしょうか。ここでは投資信託の1種類である上場投資信託(ETF)についてご紹介します。

◆上場投資信託(ETF)とは

上場投資信託は、 Exchange-Traded Fundの 略称で、投資家がお金を出し合って資産運用のプロフェッショナルに運用を任せる通常の投資信託のうち、市場で売買できるものを指します。

通常の投資信託は、1日1回投資信託の価格にあたる基準価額が設定され、その価格をみて投資家は売り買いの判断をします。一方で上場投資信託は、市場が開いている時間では常に価格が変動しています。これは株式や FX と同じです。

また上場投資信託の多くは、通常の投資信託と同様、日本市場や米国市場等に上場している株価の変動を示す株価指数を運用目標に据えています。

そのため最近では、通常の投資信託よりも上場投資信託を選ぶ投資家が増えています。これら二つにはどのような違いがあるのでしょうか。

www.etf-gateway.jp

◆上場投資信託( ETF)と投資信託の違い

投資信託のうち、市場で売買できるものが ETF であると説明しました。これは投資家にとってどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。投資信託と ETF の違いをご説明しながらそれぞれについてご紹介します。

1) 指値で注文することができる

ETFは市場で売り買いされます。従って市場が開いている間では、時々刻々その価格を変化させています。
従ってあらかじめ買いたい・売りたい値段が決まっている場合には、指値で注文することができます。

通常の投資信託では、1日1回基準価額が設定されるため、投資家は前日に設定された基準価額を参考にして翌日購入もしくは売却することになります。
従って希望した価格で取引できないということが多く発生します。この点で ETF は通常の投資信託に対して優位性があるということができます。
 
2)圧倒的に安い手数料

ETF が多くの投資家から人気を集めている最大の理由は、圧倒的に安い手数料です。
投資信託はプロに運用を任せるので、投資信託を保有しているうちは毎日信託報酬がかかっています。

最近ではインターネット証券の発達もあり少額から投資信託できるようになったことから、 ファンド間で競争が激化し信託報酬をはじめとした各種の手数料が軒並み引き下げられています。

例えば日経225という指標に連動するよう設計された投資信託の「 ニッセイ日経225インデックスファンド」では、 信託報酬が0.25%です。
2000年頃に0.9%代であったのに比べるとだいぶ安くなっています。しかしながら ETF は、さらに信託報酬が低いのです。同じ様に日経225連動型の ETFの「 MAXIS日経225上場投信」では、信託報酬が0.16%とさらに抑えられています。

手数料は、ファンドの運用が成功しようがしまいが確実に資産を目減りさせるものです。加えて運用成績は、100%確実に目論見通りというわけにいかないことから、投資するファンドを選ぶ時には、最初に検討しなければならない重要なファクターです。

 3)最小購入単位が大きい

通常の投資信託は、インターネット証券各社の頑張りのせいもあってか、ファンドを購入するのに必要な最小金額が100円程度とかなり小さくなっています。

最近ではお釣りで投資をするつ長期分散投資アプリ「トラノコ」などのサービスも見受けられ、通常の投資信託は非常に敷居の低いものとなって若者にも受け入れられています。

一方で ETF は、投資信託といえどほとんど株式なので、一株あたりが1万円以上するものがほとんどです。それゆえに最小購入単位が一株に設定されているものも多くありますが、最小購入金額としては1万円以上かかることが多いです。

従ってまだ資産が積み上がっていない段階では、非常に敷居の高いものになっています。とはいえ、信託報酬が通常の投資信託に比べてだいぶ安く済むので、資産が積み上がってきた人がステップアップとして ETF に乗り換えるというケースが多いようです。

 4)分配金を自動で再投資してくれない

 ETF では上がった収益に対して、分配金を出すことが決められています。通常の投資信託では分配金を出さないものもあり、分配金を出さないものの方が複利の効果を得られるので一般的に高い利回りが期待できます。 ETF は望まなくても分配金が出てしまうので、投資家はそれを再投資に回す手間が生じます。複利で収益が上がる機会を損失してしまいます。

www.americakabu.com

◆結局、上場投資信託は買いなのか?

ここまで通常の投資信託と ETF との違いについて整理しました。これより結局、上場投資信託は買いなのでしょうか。

私の結論としては、大きな資産を保有している方は、 ETFにリレーしていくことが良いと考えています。同じように経済指標を運用目標としているのであれば、達成される利回りも同じようなものです。

そうであるならば、よりコストが安い方を選択するのが賢明でしょう。

一方で、投資経験が浅く大きな資産が無い方は、まずは投資信託を毎月積立で購入することで、徐々に資産を拡大していきましょう。ある程度大きくなった時に ETF に切り替えていけば良いのではないでしょうか。

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