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ロスカット無しでFXをすることは可能なの?

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FXの入門書ほぼすべてが「ポジションを立てたら、その後、忘れずにロスカットを入れるべし!」と忠告しています。
いまや常識、絶対的な原則と考えられるようになったこの忠告を、本記事では検討してみたいと思います。果たして、ロスカット無しでFXをすることは可能なのでしょうか。 

1.「ポジションを立てる」「ロスカットを入れる」とは?

基本的なことから押さえて行きましょう。
ポジションを立てるとは、特定の通貨を特定のレートで買うか売ることです。
FX投資での最も基本的な行動と言えますね。 
 
例えば、米ドルを106円で買うこと。これがポジションを立てる例です。
「106米ドル/円で買い」などと言われます。
この買いが何ロットかまではっきり決められれば、それが立てたポジションに成ります。 
 
ロットに関してですが、「1ロット」は通常、該当通貨「1万」を意味します。米ドルでしたら1ロットは、1万ドル、日本円換算で大体106万円を意味します(106米ドル/円のレートで買った場合)。 
 
但し「ロット」はFX会社さんによって異なっている場合があります。
「1ロット」で「1千」を意味している会社もあります。 
 
このため取引の際は、しっかり確認しておくことをお勧めします。
例えば、外為オンラインでは、「1ロット=1万通貨」を維持したまま、「1千」単位の取引を「mini」と呼んでいます。1千通貨単位の取引自体は、時代の流れか、現在ではどこのFX会社でもやっているようです。 
 
さて、仮に「106米ドル/円で1ロットの買い」というポジションを立てたとします。
簡単に、これを「106円で米ドルの1ロット買い」と言いましょう。 
 
その後レートが、107円に成ったら、1円分の利益が生じることになります。
1ロット買っていた場合、106万円だったものが、107万円に成ったわけですから、
ここでポジションを決済(この場合は買っていたドルを売って)しまえば、107万円-106万円=1万円の利益が出ます。 
 
おめでとうございます!これが、FXで勝つということです。
しかし、106米ドル/円のレートが、105米ドル/円に下がってしまうこともあります。いわゆる円高です。 
 
この場合、105万円-106万円=-1万円という損益が出てしまいます。これがFXでの負けです。
さて、-1万円という損益で「危ない」と思ったから、そこでポジションを決済したのですよね。しかし場合によっては、そこで決済しないという選択肢もあります。
 
けれども、それがアリ地獄の始まりで、レートが更に下がって行くにつれ、損益も更に膨らんで行くことに成ります。
実は、こういった損失拡大は、多くのFXトレーダーが辿った道で、これによりFXから退場して行った人々は非常にたくさん居るのです。
 
彼らの頭の中には「いつかレートが戻るだろう」という期待感があり、それが逆にポジション決済の決断力を奪ってしまうのです。
まさにそうならないように、FXの入門書は「先に損切りのレートを入れておきなさい!」と口を酸っぱくして言っているわけです。
損切りとは、「これ以上損失を拡大させないためにポジションを決済してしまうこと」です。
 
例えば、「106米ドル/円で1ロットの買い」だったら、「105米ドル/円」に逆指値の注文を入れておきます。
 
これにより、損切りが予め決定され、予定を超えて損失が拡大されることはありません。これが「ロスカットを入れておく」ということです。ロスカットとは、ここでは損切りと同義と考えて良いです。
 

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2.「いつかレートが戻るだろう」という淡い期待は禁物なのか?

ロスカットの忠告をするFX入門書の多くが「いつかレートが戻るだろう」という期待感を否定します。
レートは常にトレーダーの思惑に反して悲惨な方向に振り切って行く、そういう悪魔のような性格を持っているからです。
 
しかし考えてみてください。100万円を口座に入金して、100米ドル/円レートで1ロット買いました。このときロスカットを入れる必要はあるでしょうか。
「ない」というのが、本記事での答えです。


なぜなら、まず、立てたポジションは入金したお金と同額なので、証拠金が足りなくなる心配はありません。
証拠金は立てたポジションからFX会社独自のルールで算出され、その証拠金を下回ると強制的にポジションを決済されてしまいます。
 
しかし100万円を口座に入金して、100米ドル/円レートで1ロット買いをした場合、そういった強制決済の恐れは、まずありません。
 
そして次が肝心なのですが、100米ドル/円といったレートは、歴史的に何度も実現したレートであることが、チャートを見れば分かります。
口座を開設したFX会社の月足チャートを開いてみましょう。2010年から2012年まで米ドル/円は、100円からほど遠い位置で低迷していました。
 
しかし、その西鶴の状況でさえ、結局レートは100円台に回復し今に至るのです。こう考えると、仮に100米ドル/円で買って、レートが90米ドル/円に落ちたとしても「いつかレートが戻るだろう」と期待してよいことに成ります。
そしてここにおいて、FX入門書と正反対の取引が可能になるのです。
 

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3.最終的には資金とチャートの読みが重要

十分な証拠金と、チャートの見極めさえ間違わなければ、「いつかレートが戻るだろう」という淡い期待は持って良い、と言えます。
ただ誤解してほしくないのは、この方法は決して100パーセント勝つ方法ではない、ということです。ひとつのテクニックとして、チャートの見極めをする技能を身につける必要があります。
しかしこの技能の習得は、短期的トレードで大きく勝ちを収めるプロトレーダーの技能に比べ、非常に優しいものです。
このため、本記事の結論として「ロスカット無しでFXすることはできる」と結論付けたいと思います。

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