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中国政府が仮想通貨格付けを発表!第1位はイーサリアム!

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仮想通貨の格付けといえば、2018年に入って米Weiss Ratings(アメリカにおける主要な格付け会社)による格付けが注目されていますが、5月17日に発表された仮想通貨格付けは中国政府が公式に行ったものでした。
2018年に入ってから価格の下落や、その後の価格回復の鈍さなどが指摘されている仮想通貨業界ですが、中国の仮想通貨格付けを分析・考察することでより長期的な投資価値を見出すことができます。
この記事では、中国と仮想通貨の関係について簡単にご紹介した後、格付けにおいて言及された主要な銘柄について、その潜在的可能性についてご説明します。

♦中国と仮想通貨の関係

中国はかつて仮想通貨取引における世界の中心でした。
中国は電気料金が安いことから、ビットコインのマイニング(採掘)業者が集中し、また取引手数料もほとんど無料に近いということから取引所も乱立して、一時は全世界の9割以上の取引量を中国市場が独占していました。

したがって、2017年前半以前の仮想通貨紹介サイトでは中国の動向が逐一伝えられ、その情報によって仮想通貨投資をすることが一般的でした。
しかし、2017年から2018年にかけて中国は仮想通貨に対する姿勢を一変させます。
仮想通貨が違法な取引を助長するということで、ICO(仮想通貨の新規上場)規制を皮切りに、2018年3月にはビットコインを含むすべての仮想通貨・暗号通貨を禁止すると発表しました。

ただし同時に人民銀行(中国の中央銀行)で暗号通貨の開発研究を進めるとも発表されており、中国が仮想通貨の技術に興味を持っていることは事実です。
今回の5月17日の格付け発表は、こうした中国の独自仮想通貨開発に対する思惑が背景にあるとみて間違いないでしょう。

coin-otaku.com
jp.cointelegraph.com

♦仮想通貨格付けの内容(上位)

今回の格付け発表では、全28種類の仮想通貨を独自の観点で評価し、その結果をランキング形式で列挙しています。
参照:http://coinpost.jp/?p=27237

上位(1位~14位)に選ばれた中で日本人からの知名度の高い仮想通貨としては次のものがあります。

1位:イーサリアム(ETH)
2位:スチーム(STEEM)
3位:リスク(LSK)
13位:ビットコイン(BTC)

第1位のイーサリアムと第3位のリスクは、いずれも「スマートコントラクト」という契約の自動化技術を搭載していることで有名であり、今回の格付けではこの技術が高く評価されたということになります。

仮想通貨の根幹をなしているブロックチェーンには、取引履歴(〇月〇日にAさんがBさんに○○イーサリアム送金した)だけではなく、プログラム言語化された契約内容なども保存することができます。
ブロックチェーンという改ざんが非常に困難なネットワーク上に契約内容を保存することで、契約内容の透明性や信頼性を担保することができます。

一方で仮想通貨の代名詞的存在であるビットコインの不調でしょうか。
ビットコインは現在(2018年5月25日時点)でも、時価総額ランキングは第1位となっており、ビットコイン単独で仮想通貨全体の時価総額の38%を占めています。
※参照:CoinMarketCap:https://coinmarketcap.com/ja/

ビットコインが今回イーサリアムに大きく水をあけられた要因としては、中国政府の評価基準にあるようです。
同政府は基準として「テクノロジー」「アプリケーション」「イノベーション」の3点を挙げており、イーサリアムはこの3項目すべてにおいて断トツの評価を獲得しています。

一方でビットコインは、ほかの格付け(米Weiss Ratingsの格付け)ではそれなりの評価を得ていることから、中国の評価基準に対しては疑問の声も上がっています。

dreamers1.whdno.com

♦仮想通貨格付けの内容(下位)

下位(15位~28位)となった仮想通貨の中で、日本人からの知名度が高い仮想通貨としては次のものがあります。

16位:イーサリアムクラシック(ETC)
17位:リップル(XRP)
18位:ダッシュ(DASH)
21位:ライトコイン(LTC)
25位:ビットコインキャッシュ(BCH)
28位(最下位):ネム(XEM)

むしろ下位に位置するもののほうが、見覚えのある銘柄が多いのではないでしょうか。
例えば17位のリップルと、25位のビットコインキャッシュは、時価総額で見れば第3位と第4位の銘柄であり、ライトコインも送金速度が速い仮想通貨として有名で時価総額第6位につけていますがこの格付けでは21位となっています。

また、28位(最下位)にネムが位置しているのも気になります。
ネムといえば、2018年1月にコインチェックという国内大手取引所がハッキングされて580億円相当が盗難されたことで一躍注目を集めました。

この中国政府の格付けは、その仮想通貨のスペックに加えて中国政府の信用性を表すということにもなっており、コインチェック事件が今回の格付けに大きく影響したと思われます。

ka-soku.com

♦格付け上位の銘柄に期待が集まる

いかがだったでしょうか。
仮想通貨業界については、2018年に入って中国やインドが全面禁止に乗り出すなど、逆風も強いですが、他方で中国など国家主導により仮想通貨を開発しようという動きがあることも見逃せません。
今回格付け上位を獲得したイーサリアムやリスク(LSK)は、もともとスマートコントラクトなどブロックチェーンを活用した最先端技術の評価が高かった仮想通貨です。
現在はビットコインが仮想通貨の中心にありますが、今後ビットコインの覇権が終了してイーサリアムが基軸通貨となる可能性もあるでしょう。
今回の格付けを参考に、イーサリアムへの投資割合を増やすことも検討してみてはいかがでしょうか。

coinandpeace.hatenablog.com