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レバレッジ10倍規制見送りか?国内FXの魅力を再検討

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今年に入ってFX業界を震撼させた「金融庁によるレバレッジ10倍規制」ですが、どうやらこの規制は見送られることで決着しそうです。
この記事では、国内FXのレバレッジ規制をめぐる最近のニュースを簡単にご紹介するとともに、国内FXをレバレッジ25倍で活用する方法について、ビギナーの方や初心者の方を念頭にわかりやすくご説明します。

レバレッジ規制に関する最近のニュース

レバレッジとは金融商品用語であり、しばしば「てこの原理」になぞらえて説明されます。
例えば、本来100万円の元手であれば、100万円分の取引しか行えません。
※株式取引などでは、元手と同じ金額の取引を行うことを「現物取引」といいます。

しかし、それでは十分な利益を上げるために大きな元手が必要となるため、少額の資金でも大きな取引を行えるようにする仕組みが「レバレッジ」です。

例えば、レバレッジ25倍であれば、100万円分の取引をわずか4万円(100万円÷25)で行うことが可能です。
国内FXでは、2011年以降長らく最大25倍のレバレッジで定着しており、個人投資家はこのレバレッジを前提に取引を行ってきました。

しかし、そのレバレッジが「高すぎる」ということで、再び規制の話が持ち上がりました。
2018年9月28日の日経新聞における報道が発端です。
金融庁は、レバレッジを規制することで日本発の市場混乱を防いだり、(当初は)個人投資家の保護を促進するという面目で、レバレッジを「最大10倍」に制限するという方向で議論を始めました。

その後、個人投資家だけでなくFX業者からも強い反対論が持ち上がり、レバレッジ規制反対キャンペーンが立ち上がったのは周知のとおりです。

金融庁も当初は、これらの声にかかわらず規制を勧めようとしたのかもしれません。
しかし、結果的に2018年5月30日付の発表でFXのレバレッジ規制を断念し、現行の25倍に据え置くということを発表しました。

さしあたっては、今まで懸念されていたレバレッジ規制による弊害は回避された格好になるでしょう。

www.asahi.com

レバレッジ規制がされた場合に起こりえたこと

レバレッジが25倍から10倍に規制されたときに起こりうることは、まずは変更された瞬間に起こる大規模なロスカットです。

レバレッジを掛けて取引をしていると、損失が一定割合以上になった場合には追加の証拠金(追証)の入金を求められますが、この追証が必要になる水準は、レバレッジによって変わります。
※追証:含み損が一定以上になった場合、追証の入金が求められ、この入金を行わないとポジションが自動的に全決済されます。

つまり、レバレッジが引き下げられるということになると、今まで追証が必要なかった人に対して多額の追証が求められることになり、結果として追証が払えなかった場合には、保有してあるポジションが強制的に損切になってしまいます。

そうなると、為替相場全体にも多大な影響を与え、特にポジションの偏りが大きなトルコリラ円などの通貨ペアでは、大暴落になることが予想されました。

また、レバレッジが10倍に規制された場合、レバレッジ25倍の時と比較して同じ取引をするためには2.5倍の証拠金が必要になるため、これまでFX投資行ってきた人が国内FX業者から離れてしまい、レバレッジ規制の及ばない海外業者や仮想通貨FXなどに流れていき、その結果として新たな危険が生じてしまうということが懸念されていました。

fxvictry.com

レバレッジ規制に対して思うこと

レバレッジは「リスク」の量をコントロールします。
そうすると、過剰なリスクは避けたほうが良いというのが一般論ですが、この度のレバレッジ規制はFXのリスクを過剰に規制しすぎだと思われました。

25倍のレバレッジでは、米ドル円で約4万円で1万通貨のポジションをとることができますが、これくらいのポジションサイズであれば1日当たり数千円を稼ぐことができます。

しかし、レバレッジが10倍に規制されてしまいますと同じ数量のトレードをするのに10万円くらいの資金が必要となり、少額の資金でトレードを行えるというFXの魅力や、資産を形成するチャンスが大幅に損なわれてしまうところでした。

結局のところレバレッジ規制は回避されましたが、これはFX業界にとって利用者や業者の声が聞き届けられた重要な例だと思われます。

したがって、今後も各自でレバレッジをうまく活用してトレードで利益を上げていくことを目指すことができます。
人によって必要なレバレッジは異なるでしょうから、短期売買ならハイレバレッジ、長期トレードならレバレッジを抑えるなどの工夫をしてください。

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海外FX業者の利用は慎重に

いかがだったでしょうか。
レバレッジ規制が見送られたことで、国内FX業者をメイン口座とする向きが再び戻ってくると思われます。
ハイレバレッジなどを求めて海外業者を利用したくもなりますが、海外業者は取引リスクのほかにも、入出金が突然できなくなったり、レートが不正に操作されたりといったトラブルが起こりがちです。
初心者の方は、これを機会に国内業者を最大限活用される道を探されてはいかがでしょうか。

xem-fx.com