投資Wave

為替・経済指標を中心とした、投資情報をお届けします!

レンジ相場で使えるテクニカルの代表格RSIの使い方

f:id:wave_fxtrade:20180717133947j:plain

過去のチャートデータからトレンドや値動きが分析できる「テクニカル指標」には種類があります。
その中で相場の一定期間の値動きを買われる力、売られる力のバランスで分析するものとしてオシレーター系列があるのです。
特に種類として有名なのがシンプルに買われる力、売られる力のバランスを表示するRSIであり、シンプルな故に利用を考えている方も多いでしょう。
しかしシンプル=単純ではなく、テクニカル指標が示す通りに行動して利益が出る程FXは甘い世界ではありません。
実際に使って痛い目を見た方もおり、逆にそのような情報を見て、怖くて使えない方もいるでしょう。
ではRSIは具体的にどう使うのがいいのでしょうか。

♦1本の線が買う力と売る力の強さを示すRSI

f:id:wave_fxtrade:20180717144846j:plain


上記はドル円の日足チャートです。

下の方で値動きとは別に緑色の線が決まった範囲を動いているのが見えるでしょうか?これがRSIであり、この決まった範囲は真ん中を50%として下の方を0%、上の方を100%として動いていきます。

上記のチャートでは一本の線だけ出ていますが、チャートのツールによっては2本以上出すのも可能であり、実際に上記のチャートでは出せたりするのです。しかし単にRSIの情報を見るだけであれば1本でも十分でしょう。

線の計算日数は設定でき短くすればシグナルは出やすいですが、その分動いたと見せかけて反転する予測を裏切る動きである「だまし」が多くなってしまいます。大抵の場合は9日か14のどちらかが使われるため、まずは基本の設定から使い始めるといいでしょう。

www.thethao24.tv

力が強くなれば反転しやすくなる

RSIの示す情報は買う力と売る力の度合いです。100%に近くなれば買う力が強くなり、0%に近くなれば売る力が強くなると見れます。

そして力が強くなりすぎると「買われすぎ、売られすぎ」と見られ、反対の方向に動きやすくなるのです。

f:id:wave_fxtrade:20180717145207j:plain

上記は先ほどと同じく、ドル円の日足チャートです。
ある程度偏った後、反対側へ動いているのが分かるでしょうか?

相場の流れによってもどのタイミングで反転するかは変わりますが、基本的にRSIの情報としては

・70か80行けば買われすぎ
・20か30行けば売られすぎ

と見られるのです。
RSIを使って取引のタイミングを計る場合は、この数値を目安にしていくのが基本となるでしょう。

トレンド相場では役に立たない

RSIは見ての通り、相場が反対側に行くのを狙って取引するテクニカル指標です。
反転を狙うのは逆張りであり、逆張りは相場の方向性が定まらず上下に迷って動いているレンジ相場で使う処方です。

f:id:wave_fxtrade:20180717145255j:plain


上記の画像は同じくドル円の日足チャートです。値動きの方を見れば動きが上に偏っている上昇トレンドに入っているのが分かるでしょう。

そしてそんな上昇トレンドに入っている中、RSIの方は上の方をキープしており下がる気配がほとんど見られません。
このようにRSIはトレンド相場の場合だと、その方向性に従って動くため機能しなくなってしまうのです。

つまりRSIが役に立つのはレンジ相場、そこまで動きが強くないかなり弱いトレンドができている時であり、トレンド相場の時は役に立ちません。

このことからRSIは単体で使うのが不向きなテクニカル指標だと分かるでしょう。
もしRSIを使う場合は他のテクニカル指標、特にトレンドが発生しているかの判断ができるトレンド系列と組み合わせるのが必要といえます。
特に組み合わせとして相性がいいのは「ボリンジャーバンド」です。ボリンジャーバンドはバンドと呼ばれる線が表示され、バンドがどのような形をしているかでトレンドかレンジのどちらであるかを確認できます。

実際に先ほどのトレンド相場にボリンジャーバンドを追加して見てみましょう。

f:id:wave_fxtrade:20180717145434j:plain


ボリンジャーバンドのバンドが上向きとなっており、これでトレンド相場になっているのが分かります。よってこの相場だとRSIは機能しないと判断できるでしょう。

ちなみにRSIはトレンド相場の時役に立ちません。しかし見方を変えると、RSIが機能していない時はトレンド相場が発生していると判断できるのです。トレンドに関してはトレンド系列に任せればいいのですが、このような見方も覚えておけば役に立つでしょう。

RSIを使った取引のやり方

RSIはレンジ相場の時に逆張りとして使う。これ自体はRSIを使おうと考えている方なら誰でも理解できます。実際に「この数値まで行けば取引に入ろう」と考えている方もいると思いますが、それは危険な考えです。

レンジ相場であれば問題ないですが、同じ相場がいつまでも続くとは限りません。80%行ったのを確認して買ったとしても、トレンド相場に転換してそのまま流れる危険性があります。これは先ほど出したボリンジャーバンドを使う時も同じです。

取引に入る場合はRSIが規定の数値に入ったのを確認した後、実際に値動き側が反対に行こうとしているのを確認した後にするといいでしょう。

f:id:wave_fxtrade:20180717145537j:plain


例えば上記チャートの場合、左側では80%に到達したとしても、そのまま動いています。
しかし頂点に向かい下がった後(画像としては114.361の高値を指している部分です)、2つ目の青い陰線のローソク足で80を切り、下の方に動いているのです。

右側にある114.490の高値を指している部分も似ています。このように値動きと共に%が反対側に動いているのを狙うのもタイミングとなるでしょう。

もちろん毎回上手く行くとは限らず、予期せぬ動きもあるため損切りについても考えなければいけません。
RSIを使った取引の場合、直前のローソク足が付けている高値を目安に考えるといいでしょう。

moneyreport.hatenablog.com

滅多に出ないチャンス、ダイバージェンス

RSIにはダイバージェンス(値動きは上へ動いているのにRSIは下に行っている、逆に値動きは下がっているのにRSIは上に行っている現象)が発生する時があります。

この現象が起きた場合、高い確率で値動きもRSIの動きに合わせるようになります。
つまり発生すればRSIの動きに合わせて取引のタイミングを計ればいいのです。大抵の場合トレンドが発生する予兆にもなるため、大きな利益を出せるチャンスにもなります。

しかし欠点が二つ程あり、一つは相場の動きによっては発生しているか判断するのが難しいことです。そのためRSIを使い始めたばかりの方は、分かりやすい状態で出ない限りは活用するのが難しいでしょう。

そしてもう一つ、ダイバージェンスは滅多に発生しません。そのためダイバージェンスのみで取引を考えた場合、1年間の取引がかなり少ない回数となってしまうでしょう。画像で紹介しない辺り、その出現率の低さが理解できるでしょう

www.thethao24.tv

色々試して、自分なりのRSIの利用法を

世の中にはRSIを単体で使い、大きな利益を出しているトレーダーも存在します。しかし基本的にRSIは単体で使うのはおすすめできないテクニカル指標です。
最も相性のいい組み合わせはボリンジャーバンドですが、他のテクニカル指標も決して悪いわけではありません。人によって別の組み合わせが最適となる可能性もあるのです。
シンプルなために無限の可能性を持っているのがRSIといえます。自分なりに色々なテクニカル指標と組み合わせて分析し、使い方を発見してみるといいでしょう。

zai.diamond.jp